三島由紀夫―ある評伝读书介绍
类别 | 页数 | 译者 | 网友评分 | 年代 | 出版社 |
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书籍 | 346页 | 2020 | 新潮社 |
定价 | 出版日期 | 最近访问 | 访问指数 |
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2020-02-20 … | 2021-06-04 … | 53 |
説明
なぜ三島由紀夫の評伝をアメリカ人が書けるのか、と日本人読者が奇異の念を持つのは最初だけはやむをない。しかし本書をひもとけばハラキリの「MISHIMA」ではなく、まさに作家としての「三島由紀夫」を書きえたネイスンの達者な筆使いに一驚するだろう。
この見事な評伝における三島理解は一貫している。特異な家庭環境で育った蒼白な「平岡公威」に胚胎した「運命=美=死」という「聖体共在(コンサブスタンシエーション)」を著者は指摘し、この「浪曼的憧憬」の発展形として後半生を跡づけようと試みる。すなわち「感性の密林」を持て余す三島は、たとえば『仮面の告白』で描写されている「神輿の担ぎ手」の「陶酔」から「『悲劇的に』隔てられている」ような引け目を感じていたという。不健康なこの資質「血と夜と死の世界」に訣別しようとした三島はギリシアと遭遇し、「陶酔」に見合うべく肉体(自己)改造を試みたものの、後年再度「ロマンチックの病ひ」が噴出した、という観測である。だから三島の右傾化にはあくまで「仕掛け」という留保をつけ、「文化防衛論」ではなく『太陽と鉄』線上に死の真実を見る。その意味で政治性に偏した幾たりかの解明に比べ、本書は作品論から丁寧に読み解いた実存的な三島解釈の代表格にもなっている。
さて『午後の曳航』を英訳している著者にはまた大江健三郎の翻訳などがある。「ノーベル賞を飢渇しつづけた」三島からの申し出が興味深い挿話としてつづられているが、三島の正式な翻訳者という立場を断ってまでネイスンがその当時翻訳していた作品が、結果的に後年ノーベル賞受賞に貢献した大江の『個人的な体験』であったという話は、本書が新版発行されることで改めて見出された歴史の皮肉としかいいようがない。(中島 岳)
作者简介约翰•内森(1940- )
美国人,日本研究学者,著名日本文学翻译家和评论家,加利福尼亚大学圣塔芭芭拉分校东亚语言与文化研究系教授。
大江健三郎、三岛由纪夫和安部公房等重要日本作家作品的英文本译者。
出版专著《大江健三郎:描绘梦境的人》(1995)、《索尼秘史》(1999)、《无约束的日本》(2004)、《夏目漱石传》(2018)等。
1994年,大江健三郎赴斯德哥尔摩接受诺贝尔文学奖,内森为其随行人员。
内森一度致力于摄制日本题材的影视作品。1982年,其导演的纪录片The Colonel Goes to Japan获艾美奖。
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