東アジア古代における諸民族と国家读书介绍
类别 | 页数 | 译者 | 网友评分 | 年代 | 出版社 |
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书籍 | 532页 | 2020 | 汲古书院 |
定价 | 出版日期 | 最近访问 | 访问指数 |
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本体12,000円+税 | 2020-02-20 … | 2020-03-04 … | 63 |
【序言】より(抜粋)
筆者は先に小論を集めた『魏晋南北朝時代における民族問題』(一九九八年・汲古書院)と題する拙著を刊行した。該著において筆者は、第一に、中国の魏晋南北朝時代における北方民族の中国への流入が、それまでの中国のあり方にどのような影響を及ぼしたのかという研究の深化につとめ、第二に、同時期における中国南方の非漢民族の実態を追求し、また、第三に、古代朝鮮や日本への中国文化の流入、人の移動がどのような変化を当該地域に引き起こしていったのかという問題の解明につとめた。…本書は、前著刊行後の成果に拠りながら、東アジア古代における諸民族と国家の構造、およびそれらの関連について論じようとするものである。本書は次の四篇から構成される。
第一篇は、北魏史を中心としながら漢唐間における北中国の動向について考察したものである。とりわけ北魏前期の部族と国家の実態に関わる問題(「部」体制国家の実態)、およびその持つ歴史的意義について論じたものであり、その関連で、新出史料の問題、鮮卑の使用した文字の問題などについて論じ、また時代を遡った北魏より前の時代における烏丸や鮮卑の問題、北魏内朝と初期国家の関連などについて考察した。
第二篇は、漢唐間における古代日本や朝鮮の動向について論じたものであり、大陸の状況と古代日本の動向とが密接に絡んでいることを、中華意識、遣隋使、倭の五王の問題などを取り上げて具体的に論じた。中華意識の問題に関しては、古代日本や朝鮮におけるその形成と当該時代における大陸の状況が関連していることを指摘し、五胡諸朝に生じた中華意識がその淵源と考えられることを論じた。遣隋使に関しては、中華意識を形成しつつあった倭国が、遣隋使段階において、中国再統一を果たした隋との間でどのような交渉を展開したのかの具体相を追求し、倭の五王に関しては、その自称が、使持節都督諸軍事・安東大将軍などの自称と、治天下大王の自称の併存という形で存在していたことの意味などを追求した。
第三篇は、当該時代の中国西南地域がどのような状況にあったのか、という点を解明しようとしたものである。北魏(代国)や倭国は漢帝国が崩壊した後の国際状況の中で、中国王朝の冊封を受けつつ、一方で自立の道を歩むが、本篇では、これと同様の状況が生じていた中国西南部の歴史がどのように展開していたのかを具体的に追求し、それを主に雲南と四川の地域についてやや巨視的な観点から論じ、合わせて両地域のもつ古代日本との関連を追求した。
第四篇は、当該時代以外の時代、地域をも含め考察した際、どのようなことがらを窺うことができるかについて論じたものである。所謂征服王朝と称される遼・金と北魏とがどのように関連しているのかという問題、唐・宋を分期とする時代区分の問題と民族問題とがどのように関連しているのかという問題、南北朝時代を経て建国された唐帝国に留学した崔致遠(新羅)、阿倍仲麻呂(日本)という個別の人間において中華、あるいは民族といった意識がどのような形で存在していたのかという問題、所謂内朝の問題を中華帝国の構造に関わる問題ととらえ、非漢民族国家である遼や元、あるいは漢民族国家の祖型ともいうべき漢と比較したとき、どのような点が明らかとなるのかといった問題について考察したものである。
作者简介川本/芳昭
1950年長崎県生まれ。1978年九州大学大学院文学研究科博士課程東洋史学専攻単位取得退学。1981年佐賀大学教養部助教授。1994年九州大学文学部助教授。1998年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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