「生き方」の中国史读书介绍
类别 | 页数 | 译者 | 网友评分 | 年代 | 出版社 |
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书籍 | 260页 | 2005 | 岩波書店 |
定价 | 出版日期 | 最近访问 | 访问指数 |
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2005-06-17 … | 2022-12-08 … | 91 |
中国の王朝社会を支えた原理は「家」=家族と「官」=役人であった.家族の繋がりが極めて強く,幾世代もが同居して暮らしていくことが理想とされた社会,役人になると権力と名誉と富を一手に手中にできた旧中国の特異な制度――この「家」と「官」のしくみの中で人々はどう生きようとしたのかを平易なスタイルで描く.
■著者からのメッセージ
「いまだ生を知らず,いずくんぞ死を知らん」とは孔子の言葉ですが,彼から2500年ほどたった現在も,やはり人は「いまだ生を知らず」という状態にあることに変わりはありません.しかし,問いかけるべきは「生とは何か」ではなく,「生をどのように意味づけるか」ということではないでしょうか.
「人権」という考え方が定着し,全ての人の尊厳が謳われる時代は歴史上初めてのことであるのに,どうしてこの現代,毎日毎日,恐ろしい事件や事故が絶えないのでしょう.自分の肉体や精神を脅かす恐怖が,これほど多い世の中もあるいは歴史上初めてのことかもしれません.しかし,与えられた生をしっかりと維持し,有意義なるものに作ってゆくことももちろん可能であるわけで,そのための努力と哲学こそが求められるのであります.
何か問題があるとお題目のように唱えられる自由とか民主主義とかいうのは,一種の手段・方法の問題であって,究極の目的ではありません.究極の目的は,各人が,いかに自分の生を意味あるものとして充実させ達成させていくかであります.
このような問題については,過去も現在もそれぞれの状況の中で固有の困難を抱え,現在の方が過去より進歩したとも言えないし,また退歩したとも言えません.それだからこそ,過去の人々の生き方は「結果のわかっているサンプル」として,常に参照され学ばれる意義があります.現在及び未来において「生をどのように意味づけるか」という問いに答えを出すために,いやその前に「生をきちんと維持していく」ために,われわれはどういう考え方を採らねばならないのか,その一つの例を中国史の中に探ってみました.
紹介した事例に共感することは必要ではありません.過去に常識として認められ,延々と続けられたある考え方・営みを理解することこそが必要なのです.
作者简介竹内 康浩(たけうち・やすひろ)
1961年生まれ.
1990年,東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学(東洋史学専攻).
現,北海道教育大学助教授.
主著・論文:『「正史」はいかに書かれてきたか』(大修館書店,2002年),「金文から見た西周時代の裁判制度」(『史学雑誌』第103編第8号,1994年),「『春秋』から見た五等爵制」(『史学雑誌』第100編第2号,1991年),「海外諸経の成立」(『史流』31号,1991年)など.
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